=終章= |
「終わらせよう」 アポロが腰より剣を引き抜いた。 紫色の剣身が、その軍勢に呼応するように、艶めきを見せる中、それを天に掲げた。 「僕はそのために、ここへ来た!」 稲光!そして、その紫電が天より走り、アポロの剣へ落雷する! 「そして、僕にできる唯一の事!この剣を振るうだけだ!!」 そして、剣身を大地に振り下ろした! 呼応するように、剣から紫色の衝撃波が飛び、進軍する[AGOTOW]にと襲い掛かる。 衝撃波に触れた先から[AGOTOW]は土くれに変わり、崩れ…消えていく。 たった、一振りの剣撃で、その絶望的とも感じられた軍勢のすべてを、アポロは消滅させたのだ。 |