=第4章・第50部=
始まり

 

「…、彼女が、ご自宅にいたセキランと同じ」「そう、2号機、ツヅミだ」
 近づいていくと、なるほど、服装・体躯で言えば、セキランと同じとも言える女性だった。
 ただ、セキランとは違い、こちらは金髪で白人を思わせる顔立ちである。
 そんな二人の人造人形を見た真吾は一言、「胸、大きすぎません?正直、活動には不向きなような…」
「やっぱ、巨乳はロマンっしょ」
 ナウの素直な返答にあえて答えず、真吾は…ふっと足を止めた。

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