=第三章・第四部=

=[超時空要塞MACROSS/変形]=

 

「トランス…フォーメーション?」
 インカム越しにスカル11…輝の疑問符を浮かべた声が聞こえた。
「そうだ、トランスフォーメーションだ!」すぐさま、その言葉に隊長機の返信が飛ぶ。
「マクロスの主砲は、先日のフォールドで使えなくなった!それを解消させる為に、マクロスを変形、主砲体制へと移すんだ!!」
「…そんな悠長な事を…」
 隊長…フォッカーの言葉に輝が苦虫を潰したような言葉を返すが、…俺にとってはどうでもいい。
「つまり、隊長。敵機を撃破しつつ、砲先に誘導。巻き込んで倒してしまおうというわけですね」
「そうだ、物分りが良いな。スカル11、お前も見習え!」
「はいはい…スカル11、了解」
 輝の少しだけふてくされた声を最後に通信がきれる。それに「スカル7了解」とだけ、返答し…、バーナーを吹かした。

 俺にとって、どんな状況だろうと構わない。俺は、…俺の仕事をするまでだ!
 
 ソウダ、オマエハ オマエノ シゴトヲ シロ ”シ”ヲヨコセ ヨロコビヲオクレ ワタシニ ワタシニ!!

 俺の言葉に死神が謳う。謳い踊り、はやし立てる。
 軽く乾く唇を舐め、俺は再び、戦いの中へと舞い込んでいった。

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