現在、大きな書店に赴けば、様々な絵(主に漫画作品の作り方)を描くための本が所在します。
私の参考文献もその一部的ですが、紹介いたしています。
ですが、その本も全て有用というわけではありません。
むしろ、必要のない事や偏見的な描き方などを記載しているものも多々あります。
それをさらに切捨て、取り入れることで自らの作品を仕上げていくわけですが…
最後に作品を作るうえでものを言うのがやはり、自分がこれまでどれほどの作品を手がけてきたか、
どれだけの作品を描きあげてきたか、紙の束を作り上げることが最重要となります。さて、先にも述べたように様々な本の種類が出ていますが、その中でも有用性に乏しい本として、[ポーズ集]があります。
[ポーズ集]とは、文字の如く、人間の行える様々な動作(歩く、走るなどの日常動作、格闘技や型などの形式動作)を集録した本です。
中には連続写真を使用するなど一見、使用目的が見え、使えるのでは、と考える方もいるかもしれません。
しかし、私や私のサークルメンバーが使用した結果、あまり有用性は見えません。
むしろ、非常に使いづらいという結果が出てきます。
使いづらさの原因推察結果、ポーズ作品が写真であるためが一番の原因になるのではないでしょうか…
確かに漫画絵などの人物を描写する際もやはり普通の人間像は必要不可欠なモデルではあります。
ですが、写真から人物を抽出して、自分なりにアレンジし、作品に使用するためには、ある程度の熟練技術を要します。
写真はあくまで平坦であるため、どうしても立体物を描くという認識が初心者には難しいものです。
[ポーズ集]の作品はコマ撮りはされているものの、人体の写している向きは常に一定である場合が多くあります。
[人体バランス]の項で紹介していますが、「骨格標」と「肉質標」をある程度は理解していないと写真から人体を抽出は難しいのです。
また、いくら[ポーズ集]であっても、使う者のニーズにあった作品ばかりを載せている事はありません。
そのため、「こんなポーズが描きたくて買ったのに…」といった不満がもれたりもします。
もちろん、[ポーズ集]が有用でないといっているのではありません。
この[ポーズ集]で描いている方もおられることでしょう。そういう方にとっては、この講習に不満をもたれるかもしれません。
私は、[ポーズ集]が悪いということではなく、[ポーズ集]を買われるのであれば、まず自らの技量と本当に必要なのかを考えていただきたいのです。
[ポーズ集]の単価も決して安いものではありません。本当に高い買い物になる場合が多々あるので注意してください。
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