人体のバランス(下半身)について・其の三

 

以上の事により、下半身の描き方は分かってもらえたでしょうか。
これから少し、補足的なことを書いていこうと思います。

補足的なこととは、性別の分かる下半身の描き方です。
男ならごつい筋肉を描き、女なら細く描く。これは一般的にみても認識されやすい男女比でしょう。
しかし、それだけではどうでしょうか。
現実世界を見ても分かるとおり、男女比に苦しむ足をしている者も多く見受けられます。
そういった点での男女の描き方の区別ですね。
簡単に申せば、足の開き具合についての推察ですね。
人間誰しも、それなりに性格がありますが、それが足に現れるわけです。
具体例としては、

仁王立ちのように広く構える足と太ももを擦り合わせるように立っている足。
どちらが男に見えますか?

あなたはどう考えます。ほとんどの方が仁王立ちのほうが男のように感じるでしょう。
下半身はそれほど強烈なインパクトを与える部位でもあります。
では、次のような光景を思い浮かべてください。

太ももを擦り合わせるように立っている筋肉の盛り上がりの凄い足。

どうでしょう…男らしいですか?どうも、私には男らしさの欠片を感じないのですが…
中にはいらっしゃるのでしょうか…それが男らしいと…

以上のことより、全身図を描く際、足幅は重要なアイテムになります。
男性もしくは、強気な性格を持つ人物には、足幅が肩幅、及び肩幅より広めの間合い。
女性もしくは、気弱な性格の人物には、足幅が肩の幅をストンと落とした程の間合い。
もしくは太ももが合わさるようにすぼめた間合い
そして、規律、規則に厳しい性格の人物については直立不動にするのが、ポイントになります。

もちろん、これは私の目安なので…参考程度に聞いてくれれば良いですけど…

 

モドル