まずは、見ることです。
植物が描けないと考える際、意外とこの点が欠如していることを理解してください。
[絵の描き方について]でお伝えした鏡の前でポーズと同様なことです。
ただ、見るということは難しいものです。

皆さんの周りには、何かしら植物に接する機会はあるはずです。
例えそれが都会であっても、街路樹や店に飾られる観賞植物などがあげられます。
しかし、その際、皆さんはそれを気にしながら見ていることはあるでしょうか。
むしろ、それらは障害物的な存在であり、無意識のうちに心から排除してしまうでしょう。
その結果、その意識が絵にも影響するのではないかと私は考えます。

無意識に消失しているものは、思い出そうとしても描けないのではないでしょうか。

まずは、意識してみてください。街角のアスファルトから生える雑草でも構いません。
意識することが大切です。