まずは、上の4枚の絵を見てください。
あなたにとって、この絵のキャラクターのどれが怪物(モンスター)に見えますか。
答えは私にとって、彼らはモンスターであり、人間です。
この答えを不思議に思う方は考えを改めなおしてください。
[1]をモンスターと答える方はまず、ほとんどの方でしょう。
ですが、[2]をモンスターと考える方は、少なくなるではないでしょうか。
ましてや、[3][4]をモンスターと呼ぶ方もいないでしょう。
モンスター…もとい、人外の者とは何でしょう。
その容姿が奇怪であることでしょうか。
しかし、それは違います。
モンスターとは、人の作り出した恐怖の対象です。
容姿風貌は目に見える存在ですが、その内向的な部分の風貌でもモンスターとなります。
[3]は不死身という能力を持ち、[4]は変身という能力を持ちます。
これをモンスターといわず、なんとしましょう。
しかし、皆さんは私のそんなことを戯言として、聞き流すでしょう。
[1]も元々は人間です。
ですが、それを言わなければ、モンスターになります。
モンスターを描く際の注意点、それはいかに自分の恐怖の対象を導き出すか…
それがとても大事なことです。
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