絵でしわを描く際は、山脈を描くような気分で描いた方が簡単だと思います。
シワというのは大なり小なり凸凹で成しております。それを山・谷と考えます。
ですので、影をうまく扱う事がシワの凹凸感を演出します。
また特に強調したい部位(もっとも凸ばった部位)にはじっせんを引くなどの効果が有用となります。シワを描く手順
1:まず、大まかな形を描きます。(もしくは頭の中で構想します)
2:大まかなシワを演出します。
裾の広がるシワは裾を波線にします。
搾られたシワについては山脈を描くような感覚で凹凸の激しい線にします。
そして、押しつぶされたシワは山脈というよりも端が盛り上がった絶壁の崖を描くような気分の凹凸線にします。
最後に引き伸ばされたシワですが、縦に細長い御凡、お椀を描くような気分でいることが重要となってきます。
3:頂点(山脈の登頂点のような感覚)に実線を引きます。
4:光の当たった際の影をイメージしながら、エンボス的な彩色を行います。
ちなみにシワ自体描けないと言われても答えようがないです。
シワ自体には「これだ」といった形がある訳ではなく、私もなんとなくシワだ…と思いながら描いているわけで…
講習で何度か言ってますが、思い込みって、大切なんですよ
「シワに見えるかな…」なんて思いながら描いてても、絶対できないと思うのですけど…
さて、私の独りよがりなのでしょうかね…
あとは、写真集(布地の多く出ている作品)や実物を観察することが一番の近道だと思います。
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