=第三章= |
その目線の先には、少しばかり開けた部屋があり、そして、対面は再び、土色に満ちた壁が広がり、そして、入り口にあったかのような、鉄扉があった。 「間違いないみたいだね」 アポロは、それらしい雰囲気ある扉に、安堵のため息を漏らす。 「…、そうですね」 彼の安堵に、スティアが若干不振ある是正を漏らし、そして、エディルは再度、後方に視線を向け、無言の是正を見せていた。 「とりあえず、俺が立てば、いいのかな」 3人が各々の感想を漏らし、それから、アドベルの横を通り抜けるように、アポロが扉のまrに立った。 だが、今度はそれに反応をする様子のない扉。不振がりながら、今度は扉に手をかざす。 しかし、反応はない。 |