=第四章=
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第19話・赤の104標

 

 歩みを進めることにしたアポロ達。
 ただ、陽は傾き、夜も差し掛かっていたのもあった。
 馬車は森を抜け、数刻ほど進んだ街道。その道沿いに打ち捨てられた駅馬車で、最後の休息をとることにいた。
 そして、…3人は、その馬車宿の少し風化したベッドに横になると、今日の出来事で痛めつけられた心の疲労も伴い、まるで泥のように…眠りにとついた。

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