=終章= |
−警告ー 部屋中に響く、機械的女性音声。 −当装置への接近は、10等級以上の技師及び軍籍大佐階級以上の同伴を必要とします。繰り返します。当装置への接近は、10等級以上の技師及び軍籍大佐階級以上の同伴を必要とします。− もちろん、アドベルにとって、織り込み済みであり、再び、一歩。 突如、機械が甲高い緊急警告が洞窟内に鳴り響く。 耳をつんざかんばかりのそれと共に、装置の各種機能が立ち上がり、動作確認モニターが次々に点灯していった。 もちろん、アドベルは足を止めない。 そして、中央に鎮座する…、この装置の主要部である。 二つの脳が活性化をはじめた。 防御機構として、[AGOTOW]が起動した。 |