=終章=
[終焉との決別]
第38話・赤の137標
−話はさかのぼる。
それは、アドベルとアポロが途上する前、そう、それは、
妹が病気に付し、ついてくるアポロを引き連れて、山の魔物と対峙したとき。
アドベルが吹き飛ばされ、アポロが転げる剣を拾い上げ、魔物に突っ込んだその時の、後の話である。
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