=終章=
[終焉との決別]
第48話・赤の145標

 

 3人が洞窟の奥、決戦の間に到着し、さらに奥の間があることを突き止めた。
 その先こそ、アドベルがいる所であるという事も、自然と理解できた。
 そして、踏み入ると…。オルトの洞窟にも似た金質の部屋が広がり、黒煙を上げる四角の金属物体が部屋いっぱいにと、並んでいた。
「これが、…[AGOTOW]」
 エディルがつぶやいた。
「…、これが、元凶だった。と…」
 その言葉を発するのを横に、スティアが歩みだす。
 そう、アドベルを探すように、…。
 無論、そのスティアの後を、アポロとエディルも続いた。

 周囲を見渡し、部屋の真ん中奥へと歩み…。

  そして、スティアが歩みを止める。

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