=終章=
[終焉との決別]
第50話・赤の148標
「僕は、[AGOTOW]と刺し違えた。という事で、この場に置いて行ってください」
その提案には、スティアはびくりと振るえ、エディルも驚き、アポロを見た。
「僕は、…英雄でもない。ただの道化師です。このまま、戻れば、僕は、皆よりの扱いに耐えれない気がします。そして、僕の、最後の支えでもあった兄さんは、もういない。…僕は、もう英雄として、皆の前に立つ事は、耐えれません…。
だから、僕をここに[捨ててください]
…」
「…アポロ、…」
スティアは口を開いた。
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