=閉幕=
第17話・黒の68標

 

 クリス王女の言葉を聞いた常駐兵が城下町に散っていった事で、
 アポロの悲報は広まり、鎮魂を謳う事もあったが、
 しかし、アポロを讃え、国の英雄として謡いだす。
 城下町では、[アポロ]を名上げ、乾杯が繰り返される。
 生きている事、これからの脅威なき生活を口々に語り、再び乾杯が上がる。
 
 そう、ここにもって、王国に、平和が訪れたのだ。
 青空の元、

  人々は[アポロ]を謳い、未来を語る。
   彼の名に恥じぬ未来を生きてみせると、…

  人々は、王国を復興させるための活気をみせていた。

  これからも終わる事ない、ようにと…。

…そして、物語は…[巻き戻る]…