=第5章・第2部=

 

「ナウ、」
 そのナウに奈左水が声をかけると、振り向きもせず、「いやはや、さすがは[Shadow-Brain]の情報部、あれだけの映像で、情報をこうも集めるとはねぇ」と嘯いたが、奈左水は悲しそうに視線をそらした。
「その機嫌に触ると憎まれ口をする癖、やめた方がいいわよ。周りの人も機嫌に害して、あなたを攻撃するわよ」
「いくらでも攻撃すればいいさ。それで全て解決するなら、俺は甘んじて受けるさ」

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