=第3章・第33部=
原線路界町
「…!…、…!?」
今度こそ、距離をとる久美。…間合いを開けると、真吾は膝取りをした形で固まり、その手に残る感触を楽しんでるようで、それから一言。
「なるほど…」
と、呟いた。
「何が…」彼の一言は、久美を傷つける。
「なるほど…!よ!!」
そして、攻勢をしかけるべく、久美は真吾に向けて、突進を開始した。
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