=第4章・第5部=
始まり
ナウの言葉に、来訪者はゆっくりと顔に巻かれた包帯を取り、その状態を見せる。
それに「ほお」と声を漏らし、あごを撫でるナウ。
「聞いてはいたが、実際に見ると凄いものだな。なるほど、こういうと皆に悪いのだが、…面白い事例だな」
顎から手を放し、ググっと覗き込むように半身を近づけるナウ。
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