=最終章・第二部= |
「ほら、ナウがああ言ってるんだ。もう少し、シャキっとしなよ」 「久美、さん?それに、知美さん」 「だから、言ったでしょ。私は、…この町を出れないって」 「…、…」 「昭汰さん、サードとセカンドの明確な違いは一つあるのよ」 「200…」 「セカンドの人間が長命という訳じゃない。魔法を使わなければ、それほど長生きをする事になる」 「知美さん」 「もしも、私がサードとして、生まれていたら、…よかったのに」 「久美さん、ありがとう。僕のつたない手品だったけど、それでも自信がついた気がする」 「これからも、がんばって」 |