=第九章・第六部=

=[超時空要塞MACROSS/ボドル基幹艦隊]=

 

 …メロディが訪れた。

 絶望的な局面に立つ俺たちの元へ

 …あのメルトランディの襲撃を退避させたメロディが流れ出す。

 マクロスの周囲を飛ぶゼントラーディとメルトランディに異変が起きる。

 …マクロスブリッジ下に設けられたステージに一人の少女、リン・ミンメイの姿があった。

「こちら、スカル1。アポロリーダー、そちらの援護に回る」
 メロディの中、モニター回線が開き、一条輝の姿が映った。
「一条…」
 俺は、彼の名前を一言だけ呟くと、彼は小さくうなずいた。
「これが俺たちの最後の希望だ」

 …そして、ミンメイが握り締めたマイクを口元へと誘った。

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